石材や形、加工や刻む内容

お墓と聞きますと、自分には関係無いと感じる人もいらっしゃるかと思いますが決してそんなことはありません。
自分だけの問題ではなく家族や親類などなど多くの人が関わってくるものですので注意して選ぶようにしましょう。 石材店に墓石の発注をしてから、完成しお墓が建てられるまでの期間はおおよそ二ヶ月程度となります。
最初に支払うこととなる永代使用料や墓石建立の費用だけではなく、いろいろな追加費用が必要となるのでご注意ください。あまりにもお墓の石や場所にこだわりを持ちすぎてしまうと、最終的にかなりの高額費用が必要となってしまいます。
このことからある程度の費用の上限を決めておき、石材店と相談をしながら決めていきましょう。お墓選びだけではなく、墓石についても、非常に迷ってしまうポイントが多いところとなります。
石材や形、さらには加工や刻むこととなる内容などありますが、これまでのスタイルにとらわれないオリジナリティのある墓石も増えてきています。



石材や形、加工や刻む内容ブログ:08月08日

わたしはお子様の頃を思い出すと、
いつも裸電球のうす暗いトイレが浮かんでくる。
ちり紙のかわりに新聞紙が置かれている…

その頃のわたしは
色のない世界を生きているようだった。
どうしてわたしの家は貧乏なのだろう。

わたしはお金持ちの家のお子様に生まれたかった。
チャイムの鳴る家、きれいなトイレ、
フリルの着いたブラウス、スナック菓子、そして自動車…

わたしは、いつも空想の世界で生きていた。
欲しい物は、何一つ手に入らない…
魅力的な品々は、次々と目の前に現われては素通りしていった。

田舎が嫌い、農業も嫌い!
わたしは、地元の高校へ行かなかった。
少しでも家から離れたかった。

高校卒業後、
貧しいにもかかわらず、
両親は、わたしの進学を許してくれた。

しかし、卒業したものの就職先も決まらず、
わたしは家に戻ることになった。

田舎に戻ったわたしに、両親は何も言わなかった。
居心地も悪く、わたしは地元で仕事を探した…

地元に就職して、二ヶ月が過ぎた頃、
わたしは農家の長男と知り合った。

農家の長男、跡取り…
不安な材料ばかりだった。
やめよう、幸せになんてなれない…
やっぱり普通のサラリーマンがいいな。

「わたしたち、お父さんやお母さんに
遊びに連れていってもらったことなんて一度もなかったよね」
お姉さんと二人で、農家なんて嫌だと話していた。

この家で、幸せなことは何一つとしてなかった。
現に目の前には、
不幸の象徴であるお母さんがいるではないか…

その時だった。

「農家はたいへんだけど、秋に米ができるとうれしいもんよ」
お母さんがぽつりと言った。

お母さんの口からではなく
お母さんの肉体の奥から、
さらりと出てきた言葉のようだった。

それは、長い間、農作業をしてきた
肉体から出てきた魂のひびきにも聞こえた。